スパッとね

ずっと行きたかった束芋さんの「断面の世代」
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2009/exhibition/tabaimo/
を見に行った。


あたしは数年前から束芋の作品を知って
見に行くようになった。前回の「ヨロヨロン展」も行った。
この人の作品は基本グロテスク。でも、繊細で美しい。
そしてなんでか親しみがわくの。


団塊の世代じゃないあたしたちは、それを受けて
「個人」ってものにこだわってる。
みんながみんな、自分は他と違うからどうだというところで
主張しがち。
自分からうまれる想像とかで世界を作っていく。
それはとても自由で、こわい。


集合住宅のインスタレーションは非現実的なのに
他人事ではなく、
知らない人生が、壁一枚隔てていくつも存在してるんだね。
それって「個」を主張していることになるの?
自分の世界を守ってるの?

難しいことはわかんない。
でもそれって、昔はきっとなかったことだよね。


「悪人」の挿絵のイラストは線がとても美しい。。。
顔から指が出たり、携帯のキーを押す指がありえない状態だったり、
スカートから髪の毛が出てたり、顔に車が突っ込んでいたり、、、
ぜんぶが一つのストーリーみたいだった。
そしてユーモラスであり、時代を風刺しているような気もした。


あー楽しかった!