デザインフェスタvol.34無事に終わりました。
お越し頂いた方どうもありがとうございます。


私は1日だけお店を手伝いました。
自分のデザインしたものが出されるというのに
「手伝う」だなんて、他人行儀だなと自分でも思う。
しかし、個人で出展していた時と、家族(会社)で出す今の形態では心持ちがまるで違う。


昨日のデザフェスでは、いつもここで会う友達たちとまた会えた。
嬉しさにテンションがあがり、ぺらぺら喋ってしまいます。
今思うと恥ずかしい。
聞くと、いろいろなおめでたい話が聞けた。
あのころ21歳だった友達なのに、もう29歳だなんて。
何かを始めたり、環境が変わったり、数年前はよく会っていたのに、みんなの新しいニュースがまぶしかった。
みんな変わらないようでいて、変わっているのだ。
おめでとう!そういいながら、時間が経った事を思い知らされていました。


今は幻となってしまったけれど、わたしは
その頃は「chicchirichi」という名前で出していました。
夜遅くまでせっせともの作り。絵を描いてポストカードにして、
Tシャツに印刷したり、アクセサリーも作って…
会社勤めしながらの個人出展は何かと大変で、毎度家族を含め、まわりの人の助けがあったからこそやってこれたと思う。
感謝しっぱなしのデザインフェスタ
それがわたしには必要な場所になっていた。
大事な大事なデザフェス。


でも、もうそれはどこにも存在しない。
わたしの中にしかない。
それに気づく。


今は、母校へ行くような感覚になってしまった。
こんな気持ちはよろしくない。

「あの頃は頑張ってたな」
「充実してたな」
こんな風に思い出すのはあまりしたくない。


帰ってからよくわからない感情で無性に泣けてきた。



もう一度、わたしはそういう本気の場所を作りたいのだ。
今度は強力な戦友もいっしょに。
いや、強力かはわからないけれど…(笑)


自分が全力を注げる場所、それでいてみんなが楽しんでくれる場所、嬉しくなる場所、ほっとできる場所、変化しつづける場所。
ご飯は心をリラックスさせる効果がある。
緊張していたとしても、不思議と気持ちがゆるむ。
会話がはずんだり、アイディアが浮かんだりもする。
「食」の力はすごいよね。スイーツもすごいよ。
わたしの求めるのは食とその空間。
あらためて決意。がんばってみる。



もう、しばらくはデザフェスに行けないかも知れないので、
心の中でこっそり「さようなら」って言いました。
(そう言いつつ来年いたりして…)



せっかくなので、今回の新作を載せておきます。
キッキリキー時代のリメイク版
裏表色に違う色が入ったシックなプラチナコートです。